真に幸せになるための法華経 無量義経説法品第二 NO.3
無量義経 説法品第二
前回、徳行品第一では、仏様や菩薩の徳を讃嘆して教えを受け入れる態勢ができ、まず一般大衆を救うために菩薩を教化しました。 次に私達は真理を知らないから右往左往するのです。そこで十二因縁が説かれました。それは無明、字のごとく明るく無い、つまり真理を知を知らないから迷うということでした。真理の道を歩けば幸せな人生が送れるということでした。
では今回は説法品第二に入ります。
ここでは大荘厳菩薩(だいしょうごんぼさつ)と八万の菩薩が釈尊に質問する様子が描かれています。
真理を知らない一般大衆は六道輪廻して苦しみから抜け出せないのです。菩薩はその人々を救うには実相(真理)を見極める必要があります。
①実相すなわち「生・住・異・滅」を知ることです。物事は生じ、しばらく留まり、変化しやがて滅していくということです。
菩薩にこれらのことを見極め慈悲と智慧で接するなら一般大衆が救われるということが起こってきます。そのことにより菩薩が最上の悟りを得ます。と質問に答えています。
②ここで大荘厳菩薩の質問でなぜ真実を40余年あらわさなかったのか「40余年真実をあらわさず」とのことに釈尊は人々は機根・性質が様々な為、根性欲に応じて説いてきたために40余年間究極の真理を表して来なかった。とお答えになっています。
③究極の真理「無量義は一法より生ず」
それは一切の差別を作らず一切が平等ということです。説法品の一番大事なところです。
この後、無量義が説かれたことによって世界中が感動にうちふるい、天から美しい花々降ってきました。
次回は無量義を得た者の利益と感動をお伝えします。