真に幸せになるための法華経 妙法蓮華経 授記品第六

前回、薬草喩品第五では「三草二木の譬え」によって、人間は形の上に現れた差別相と本質における平等相をこの譬えによって悟らなければならないというでした。 今回は四大菩薩の内の一人である魔か迦葉(まかかしょう)が授記されます。それを見ていた他の3…

真に幸せになるための法華経 無量義経 薬草喩品第五です。

前回、信解品第四では、信(感情)+解(理智)を両方兼ね備えることによって、本当の信仰になると学びました。 それでは、薬草喩品第五に入ります。 「山草(薬草)二木の譬え」 この世のすべての山、川、草木、森、には様々な薬草があり、これらの草木が渇…

真に幸せになるための法華経 信解品第四    13

妙法蓮華経 信解品第四 13 前回は比喩第三でした。今回は信解品第四(しんげほん)です。 舎利弗への受記を目の当たりにした四大声聞(摩訶迦葉(まかかしょう)・慧命須菩提(えみょうしゅぼだい)・摩訶迦旋延(まかかせんねん)・摩訶目健連(まかもっけ…

真に幸せになるための法華経  比喩品第三  ①       

妙法蓮華経 比喩品第三 前回は開三顕一・あるのはただ一仏乗・五濁の悪世でした。 今回は比喩品第三に入ります。 方便品で唯一、舎利弗がのみが教えを理解し、この比喩品でいよいよ舎利弗が受記されます。舎利弗が誰でも成仏できるという教えを聞いて大感激…

真に幸せになるための法華経 方便品第二  ③

妙法蓮華経 方便品第二 ③ 11 前回は一大事因縁・開示悟入・十如是の解説をしました。 今回は開三顕一に入ります。 開三顕一(かいさんけんいつ) 字の如く、三乗を開いて一乗を顕す。 仏の願いは全ての人を仏の境地に導きたいという一言につきるのです。声聞…

真に幸せになるための法華経 妙法蓮華経 方便品第二 ②    10

妙法蓮華経 方便品第二 ② 10 前回は方便品に入り、無問自説、髄宣説法、四無量心、三止三請、五千起去、を解説しました。 今回は一大事因縁、開示悟入、十如是を解説します。 一大事因縁 仏がこの世に出たのには理由があった。目的、異議があった。その目的…

真に幸せになるための法華経 妙法蓮華経 方便品第二 ①  9 

妙法蓮華経 方便品第二 ① 前回 は無量義経では菩薩が対象でしたが、序品に入り、一般大衆が対象になり、心構えを教えて下さいました。その前兆としていろいろな奇瑞が現わされ、その中で仏の眉間から光がさしたとありますが、これはいよいよ方便品で真実が説…

幸せになるための法華経 妙法蓮華協序品第一 ②  8

妙法蓮華経 序品第一 ② 前回では無量義経では菩薩が対象で説かれており、いよいよ序品に入り、一般大衆に説かれる為に心構えを教えて下さっています。 いよいよ説かれる為の前兆として奇瑞が現れ、そして、文殊菩薩の過去のお話が始まり、その中で後の弥勒菩…

真に幸せになるための法華経 妙法蓮華経 序品第一 ①

妙法蓮華経 序品 第一 ① 7 前回、無量義経十功徳品第三では、仏様が大荘厳菩薩を始め菩薩達にこの教えを広めることにより、人々を救い、自身も利益を得られる事を説き、菩薩達に人々を救う事を託します。そして託された菩薩達は感動し、仏様の慈悲を受け止め…

幸せになるための法華経 無量義経十功徳品 第三 ②  6

無量義経 十功徳品 第三 ② 6 前回、大荘厳菩薩の質問で、この教えはどこから来てどこに留まりどこへ行くのかに対し、仏様の答えは「来・至・住」でした。それは仏様の慈悲からきたもので、人々の発菩提心に至り、菩薩行をするところに留まるということでした…

真に幸せになるための法華経 十功徳品第三  ①

無量義経 十功徳品第三 ① 5 前回、説法品第二では、六道輪廻していては幸せにはなれませんよ。と説かれ、そこから抜け出すのに「生・相・空・寂」が説かれ、それは性質の現れかたは千差万別であるから、それにとらわれず、すべてを受け入れることが肝要と説…

真に幸せになるための法華経 無量義経 説法品第二  ②

無量義経 説法品第二 ② no.4 前回は菩薩に凡夫を教化するにあたり、凡夫は六道輪廻しているために苦から抜け出せなくている。その凡夫を救う手段を菩薩に仏様が授けた。 その手段とは①「生・住・異・滅」②「40余年真実をあらわさず」③「無量義は一法より生ず…

真に幸せになるための法華経 無量義経説法品第二 NO.3    

無量義経 説法品第二 前回、徳行品第一では、仏様や菩薩の徳を讃嘆して教えを受け入れる態勢ができ、まず一般大衆を救うために菩薩を教化しました。 次に私達は真理を知らないから右往左往するのです。そこで十二因縁が説かれました。それは無明、字のごとく…

真に幸せになるための法華経

無量義経 徳行品第一 前回一回目に、いよいよ仏様が法を説きになるにあたり、菩薩やその場に居合わせた人々が仏様の徳をたたえて、教えを受け入れる態勢ができました。 今回は人々を救うにあたり、まず菩薩の教化の仕方が説かれていますので、その内容を見て…

真に幸せになるための法華経

こんにちは!初めまして、ソラです! すべてお話するのはとうてい無理ですので、優しく誰でも解るようにお話ししていこうと思います。 では、初めに説かれた「無量義経徳行品第一」から始めます。 ①今からお釈迦様が説かれるであろうと、インドの霊鷲山 で端…